ようこそ神明宮へ

よくあるご質問

Q1 御祭神はどなたですか? また、どんなご利益があるのですか?

A1 当宮御祭神は、天照皇大神、豊受姫神です。全国に「神明宮」「神明神社」「神明社」と呼ばれる神社は多くありますが、「神明~」と付けば、“伊勢の神宮”のご分社である事を示し、従って御祭神も伊勢の神宮同様、天照皇大神、豊受姫神をお祀りしているのが普通です。又当宮の春・秋季例大祭「あぶりもち神事」が、悪事災難厄除伝統特殊神事である事からも分かる様に、特に悪事災難厄除にご利益があるとされています。

Q2 この神社は創建何年ですか?

A2 正確な創建年は不詳ですが、少なくとも延文二年(1357年)には、現在の地に鎮座していたと云われています。

Q3 境内の大木は何の木で、樹齢何年ですか?

A3 境内には樹齢約千年と言われる金沢市指定保存樹第1号の県内で最も大きなケヤキ(樹高33m、幹周7.83m、枝幅25m)です。この大ケヤキは古来より「神明の大ケヤキ」と語り継がれ、金沢屈指のパワースポットと言われています。

古来より巨樹にはエネルギーを発する力があるとされ、枝々が大きく手を広げる懐でその爽やかな息吹を感じれば、その人にはご利益があると云われています。巨体を支える根が四方に張り巡らされ、常に大地のパワーを吸収し、今なお日々成長し続けています。そしてその大いなるパワーはやがて大ケヤキの体を伝って我々に届けられ、多くの人達に笑顔をもたらしてくれています。圧倒されるその存在感を、直に感じてみて下さい。

又、当宮前の国道157号線の坂は「瓶割坂(かめわりざか)」と呼ばれ、諸説ありますが、源義経・弁慶一行が勧進帳で有名な安宅の関を目指してここを通行した際、同行の北の方が産気づき、慌てて衣類を瓶の中から取り出そうとして瓶を割った事に由来すると云います。その為、一行が既に当地に根ざしていた大ケヤキの下で、もしかすると休息していたかもしれないと思いを馳せると、歴史のロマンを感じざるを得ません。

Q4 加賀藩主・前田家とのご縁が深いと聞きますが、それはどのようなものであったのですか?

A4 慶長五年(1600年)には、二代藩主・前田利長が社地728歩を寄進し、寛永六年(1629年)には三代藩主・前田利常が社殿を造営、加えて社地433歩を寄進し、かつ本殿等を修築して、米100俵を寄進したと伝えられます。又、歴代藩主の子弟が生まれる毎に当宮に参詣し、五代藩主・前田綱紀は当宮を氏神にするに至り、その子千代松君、豊姫君等も寄進品を持参して参詣したと云われます。

Q5 神前結婚式はやっていますか?

A5 随時受付けております。境内にそびえる“千年樹”にあやかって、夫婦のご縁が千年先まで続きます様に御祈念致しております。詳細はお問い合わせ下さい。

Q6 厄除祈願の際に用意するものはありますか?

A6 厄除祈願の際には、金沢の風習としてお餅二升一重とお酒二升を持参し、神様に御供えした後、それらの半分を神社に奉納し、半分を祈願者が持って帰るという“半返し”が一般的ですが、近年はせっかく神様に御供えしたものでも、食べずに粗末になるからと言う理由で、何も持参しない方も多く、お餅やお酒がなければ厄除祈願が成り立たないというわけでもない為、これらの用意品は祈願者の皆様にお任せしています。